位置と含まれる地域
トンガプレートは南西太平洋の約254,000 km²を占め、トンガの全域を乗せています。細長いプレートで、2列の平行な高まりからなります。東側のトンガ海嶺にはトンガの有人島の大部分があり、そのすぐ西には活火山が並ぶトフア弧があります。背後にはラウ海盆が、前面にはトンガ海溝が広がっています。
古い地図ではこの地域をオーストラリアプレートや太平洋プレートに含めることがよくありました。地質学者がトンガを独立したプレートとして扱うのは、背後でラウ海盆が開いているため、この島弧が両隣のプレートとは別に動いているからです。
トンガ海溝
太平洋プレートとの1,172 kmの境界がトンガ海溝で、ここで太平洋の海底がトンガの下へ西向きに沈み込んでいます。相対速度は平均で年間約19.3 cm、南部の年間約10.4 cmから北部の年間約26.3 cmまで変化します。PB2002モデルで、これほど速く動く境界はほかにありません。海溝の最深部であるホライズン海淵は、海洋で2番目に深い地点です。
沈み込むスラブはトンガとフィジーの下で約700 kmの深さまで急角度で下っています。このスラブは、地球で起きる深発地震の大きな割合を生み出しています。
ラウ海盆とその他の境界
トンガの西にあるラウ海盆は背弧海盆で、トンガプレートがフィジーを乗せたオーストラリアプレートから離れていく場所です。海嶺とリフトからなる558 kmの境界に沿った相対速度は平均で年間約5.5 cmで、南から北へ向かって速くなります。ラウ海盆北部では、プレートがニウアフォオウプレートから年間約6.2 cmで離れています。北部で海盆の開き方が速いことが、海溝の動きが北部で最も速くなる理由の一つです。
南端では、トンガプレートは短いトランスフォーム境界に沿ってケルマデックプレートと年間約3.9 cmで接しています。ここは太平洋プレート上のルイビル海山列が海溝に突っ込む場所の近くです。
地震と火山
データセットには、1900年以降のマグニチュード6.5以上の地震が62件記録されており、そのうち3件はマグニチュード8です。1903年にはトンガの地下約400 kmでM8.0の深発地震が起きました。1917年のサモア・トンガ地震(M8.0)はサモアに近い海溝北端付近で発生し、2006年のトンガ地震(M8.0)は深さ55 kmで起きました。同じスラブで起きた深発地震の多くは、フィジー付近の隣接するオーストラリアプレートの下で記録されています。
データセットに含まれる火山は17あり、その大半はトフア弧にあって、海底火山も多数含まれます。フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイは2022年1月、近代的な観測機器が記録した中で最も強力な火山爆発を起こしました。トフア島とホームリーフは2026年、ラテイキは2019年、深海の海底火山であるウエストマタは2009年に噴火しています。