位置と範囲
ケルマデックプレートの面積は約50万5,000 km²で、トンガのすぐ南からニュージーランドの北島まで延びています。大部分はケルマデック海嶺と火山性のケルマデック弧に沿った海底で、ケルマデック弧はケルマデック諸島で海面上に現れています。南部ではニュージーランドの約19%を含み、イーストケープやギズボーンを含む北島の東部がこのプレートの上にあります。
多くの地図はこの地域をオーストラリアプレートに含めています。PB2002がこれを分けているのは、ケルマデック海嶺の西にある背弧海盆ハブレトラフが開いており、島弧が独自に動けるためです。
プレート境界で起きていること
太平洋プレートとの2,388 kmの境界は、すべて沈み込み帯です。北では地球上で最も深い海溝の一つであるケルマデック海溝に沿い、南では北島沖のより浅いヒクランギトラフに沿っています。相対速度は平均年間約7.8 cmで、北の年間約13 cmから南の年間約3.1 cmまで小さくなります。ヒクランギ側が遅い理由の一つは、そこの太平洋の地殻に厚い海台が含まれていることです。
オーストラリアプレートとの2,219 kmの境界は、島弧の背後で開いています。沖合では拡大とリフトを伴うハブレトラフで、陸上では北島の地殻が引き伸ばされているタウポ火山帯として続きます。相対速度は平均年間約2.6 cmで、ニュージーランドの一部での年間1 cm未満から、北部の年間約5.9 cmまであります。
北端では、短いトランスフォーム境界でトンガプレートと年間約3.9 cmで接しています。
地震
データセットには、1900年以降のマグニチュード6.5以上の地震が143回記録されており、そのうち2回はマグニチュード8以上です。最大は2021年のケルマデック諸島地震(M8.1)で、1976年のケルマデック諸島地震(M8.0)が続きます。ほかにケルマデック諸島付近の1986年のM7.7と2011年のM7.6、2007年にフィジーの南の深さ153 kmで起きたM7.8の深い地震があります。
ギズボーン沖では、1947年に2つの地震(3月のM7.7と5月のM7.6)が、規模から予想されるよりはるかに大きな津波を起こしました。地質学者はこうした地震を「津波地震」と呼んでいます。
火山
データセットには、このプレート上の火山が18記録されており、その多くは海底にあります。ケルマデック諸島のラウル島は2006年に、海底火山モノワイは2014年に噴火しました。2012年にはハブレ海山が深い海底で噴火し、海面に浮かぶ広大な軽石のいかだを放出しました。ニュージーランドでは、オカタイナ火山センターが1886年のタラウェラ噴火を起こし、ニュージーランドで最も活発な火山とよく呼ばれるファカアリ(ホワイト島)は、2026年にも噴火しています。