位置とプレートにのっているもの
ニューヘブリディーズプレートは、ニューカレドニアとフィジーの間の南西太平洋で約643,000 km²を占めています。細長いY字形に連なる火山島の列であるバヌアツの全域をのせています。西側では、ニューカレドニアのロイヤルティ諸島が海溝をはさんだすぐ向こうのオーストラリアプレート上にあります。
このプレートは火山弧とその背後の若い海底からなります。バヌアツの東にある北フィジー海盆が拡大軸に沿って開き、フィジー周辺のプレートから切り離しているため、地質学者は周囲のプレートと区別しています。
ニューヘブリディーズ海溝
オーストラリアプレートはニューヘブリディーズ海溝に沿ってバヌアツの下へ東向きに沈み込んでいます。この1,540 kmの境界はプレートで最も長く、相対速度は平均で年約11.4 cm、範囲は年約9.1〜12.9 cmです。バヌアツの地震と火山は、この高速の沈み込みから生まれています。
ここでは沈み込むプレートが東へ傾いており、太平洋の海底が西へ沈み込む西太平洋のほとんどの沈み込み帯とは逆向きです。地質学者は、かつては北のヴィティアズ海溝に沿って逆向きの沈み込みが起きており、太平洋プレートが南西へ沈み込んでいたと考えています。中新世後期にその沈み込みが詰まり、島弧の反対側に新しい海溝ができました。新しい海溝が後退するにつれて島弧は時計回りに回転し、その背後で北フィジー海盆が開きました。
島弧の中ほどでは、オーストラリアプレート上のダントルカストー海嶺がエスピリトゥサント島とマレクラ島の近くで海溝に食い込み、そこでの沈み込みを遅らせて島々を押し上げています。
背弧側
バヌアツの東では、北フィジー海盆が今も拡大を続けています。拡大軸に沿って、プレートは平均で年約8.7 cm、最大で年約11.8 cmの速さでコンウェイリーフプレートから離れています。さらに北ではバルモラルリーフプレートから年約3 cmで拡大しています。北縁の太平洋プレートとの境界の動きはゆっくりで、年約1.1 cmです。
地震と火山
データセットには、1900年以降のマグニチュード6.5以上の地震が233件記録されており、そのうち1件がマグニチュード8を超えています。1920年のバヌアツ地震(M8.1)です。1901年にはロイヤルティ諸島の南東でM7.9の地震が、1950年にはポートビラの南西約99 kmで別のM7.9の地震が起きました。2021年2月には、ロイヤルティ諸島南東のM7.7の地震で小さな津波が発生しました。
データセット上、このプレートには14の火山があります。タンナ島のヤスール山はほぼ絶え間なく噴火しています。山頂に大きなカルデラをもつ広大な火山であるアンブリム島は2024年に噴火し、2017〜2018年のアンバエ島の噴火では島の全住民が避難を余儀なくされました。ガウア島、イーストエピ、ロペヴィ島も2000年以降に噴火しています。