位置
バンダ海プレートは面積約69万6,000平方キロメートル、地球表面の0.14%を占める微小プレートです。インドネシア東部のバンダ海とフローレス海の下にあります。PB2002では、スラウェシ島の一部やバンダ諸島などの小島を含め、インドネシアの陸地の約6.5%もこのプレートに含まれます。地殻は混合型で、大部分は海底ですが、大陸地殻や火山弧の地殻の断片も含まれます。
このプレートは、ティモールからタニンバル、セラムを経てブル島まで弧を描く馬蹄形の島列、バンダ弧の内側にあります。この湾曲は、オーストラリア大陸の北縁が古いバンダ沈み込み帯に入り込んだときにできたもので、大陸が海溝に到達した現在の例としてよく挙げられます。
プレート境界で起きていること
このプレートの境界は、一つを除いてすべて収束境界です。最も長いのは北側のモルッカ海プレートとの境界で、長さ1,462 km、動きは年間約0.9〜5.5 cmです。南側では、ティモールプレートとの1,383 kmの境界が年間約2.3〜3.5 cmで動いており、その大部分は島弧の背後での海洋プレート同士の収束です。
西側では、スンダプレートとの977 kmの境界が沈み込み、トランスフォーム断層、衝突を組み合わせており、動きは年間約0.9〜3.4 cmです。最も速いのは東側のバーズヘッドプレートとの境界で、長さ800 km、主に沈み込みにより年間約6.5〜7.7 cmで動いています。発散境界はオーストラリアプレートとの347 kmの短い区間だけで、年間約0.9〜1.5 cmで開いています。
地震と火山
データセットには、1900年以降にこのプレートで起きたマグニチュード6.5以上の地震が61回記録されています。最大は1938年のバンダ海地震(M8.5)です。ほかの多くは海の下のスラブ内部で起きた深い地震で、1996年のフローレス島北方の地震(M7.9)は深さ約587 km、2006年のアンボン南方の地震(M7.6)は深さ約397 km、1969年の地震(M7.2)は深さ約431 kmで発生しました。2021年にフローレス海で起きた浅い横ずれ地震(M7.3)は小さな津波を起こしました。
データセットには、このプレート上の火山が3つ記録されています。最もよく知られているのはバンダ諸島の島火山バンダ・アピ山で、最後の大きな噴火は1988年でした。セルア山も、バンダ弧の内側にある離れた島の火山です。